「禁視の神々」展 三週目へ

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たくさんの方々のお越しに重ねて御礼を申し上げます。

二週目を終えさせて頂きました。

加えて、さまざまな品々を。









神社仏閣による札類に対して、札売りたちによる
さまざまな民間流布の札類。
神仏、自然崇拝、信仰、迷信、まじない、土俗習俗、生活習慣
さまざまなものが習合した形態をとるものも散見されます。


札をもたらした彼らは、17-19世紀の日本に最も多種多様に現れ、
講による予祝(よしゅく)を行ったり
神仏に対する参詣・祈願あるいは修行や水垢離(みずごり)を代理として行うことに始まり
諸国行脚し角付(かどづけ)を行いました。


後期には江戸市中や都、大坂(大阪では「誓文ばらい」とも呼ばれる)を徘徊して、
軽口、謎かけ、住吉踊り、あほだら経、
地方部へは住吉踊り、かっぽれをはじめ、念仏踊り系統の
祈祷とも芸能ともつかない(そも分別の要が無いのかもしれません)
さまざまな宗教意図をもった文化の流布を行います。


個人的な観の時代考証ですが幕末から明治初頭は特に
版元を兼ねたと思われる場所に集団居住を定期的に行っており
(出典:小沢昭一『私のための芸能野史』p.198-234他)
ある種の組織を構成していたことも分かってきています。




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出典:絵本御伽品鏡 - 1739 publicDomain Japan
(この後の江戸中期以降、裸での物乞いが禁じられ法衣などを着る)








彼ら札売りの現在の研究的な分類は、乞胸と同様に賤民ですが
被差別的な内容を多くはほぼ伴わず
常在する人々と区別し、非常在の民とすべきかと自分は思います。




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大型の品々や軸類も、さまざまに旅立ち、
新たに不可思議な品々を。


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近江野洲郷 白蔵主憑依除けと思われる民間護符
能登 髭曼荼羅(墨跡裏面 総弁柄入れ)
能勢法華 墨打    全点御売約 個人蔵






【現在、当店企画展中のレイアウトを執っております】
11月11日(土)~12月3日(日)の会期にて、企画展『禁視の神々』展を
行っております。通常の品揃えやレイアウトと異なる店内ですが、どうぞ
宜しくお願い申し上げます。→ 
「禁視の神々」展 11/11(土)-12/3(日)










                   百芍丹

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by h_s_t | 2017-11-21 22:23 | 営業・休業のお知らせ
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