夜長月

まだまだ重量物や家具の修理はできないものの、
月の初旬に壊した腰の具合も少し良くなりつつあります。
ゆっくりとしか品々の補充ができずご迷惑をかけます。


季節は彼岸も過ぎ、日中の日差しは強いものの「暑さ寒さも彼岸まで」で、
朝晩はそのとおりにずいぶんと過ごしやすくなりました。
秋分の日を境に、その前後を彼岸(「彼岸入」「中日」「彼岸明」)とし
春分同様に昼と夜のバランスに均衡がとられる時分で
人間を含め生きるものすべてが、心落ち着く頃のようです。




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昨晩はMさんと夜長の酒を、近くの酒処で楽しみました。


ちょうど平盃見立てで楽しめる伊万里の豆皿がやってきており
あまりに楽しい画なので水通ししてもらい、
その酒処で使わせていただきました。


使いだすと思った以上に肩の力が抜ける面白い品で、
画のように秋の夜長をふわふわと飛ぶように、いろんな話題に逍遥するも、
それがまた涼しい夜に似合う楽しい時間でした。

御付き合い下さりこの場を借りて感謝申し上げます。




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鶴に乗る仙人は、録の中では漢代に遡る非常に古い仙人で
王子喬(おうしきょう)かと思います。

鶴に乗り、はるばる日本にやってきたら
何やら鶴が鷺のようになってしまっており
これもまた伊万里ならではといった感じで微笑ましい小品です。







 伊万里染付 仙人図豆皿 <幕末期頃> 御売約 個人蔵





百芍丹

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by h_s_t | 2013-09-25 16:46 | 日々のこと
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