ゆ き

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  東北に きみありて冬 はるかなる

             水の涯(みぎわ)を 風花舞ふや ―


                       小中 英之 / 1937 - 2001







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  こな雪 つぶ雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪   こおり雪


                   「 津軽 」  東奥年鑑 抜粋 / 太宰 治 1909 - 1948








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  雪のふる前
  雪のふつたあと
  朝
  ひるすぎのはれま
  雪降虫が上になり
  下にまひ

  こんなにさむいのに
  どこからあつまつて来るのでせう
  みぢかい 冬の日の中で遊んでゐます
  北国では 米つき虫といひ
  太郎や米つけ
  次郎にはいふな といふ子供のうたがある
  日がかげると
  雪降虫は どこかにかくれてしまひ
  さびしい 雪が ふつて来ます


                    「雪降虫のうた」  / 室生 犀星 1889 - 1962





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    雪にたわめるひともとの

    竹のこころとなりにけり

    ひとり世にある寂しさは

    雪よりただに 身にぞしむ



               ひとりあるもののうたへる Ⅳ / 芥川 龍之介 1892 – 1927









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  しづけさは 斯(か)くのごときか 冬の夜の

                 われをめぐれる  空気の音す


                           斎藤 茂吉 / 1882 - 1953 










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by h_s_t | 2014-01-28 12:00 | 日々のこと
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