紀伊探行





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「禁視の神々」展、たくさんの方々のご来店、本当にありがとうございました。

企画展を終えて、店頭を平素の当店陳列に戻し
週の前半まで、紀伊半島の奥地をうろうろとしておりました。




路面凍結や通行規制が始まっており、
冬季は最後の探索行になるかと思います。



応仁の乱で知られる畠山総州家・義就の敗走の足取りを少し調べながら、
室町以降の熊野における人馬の流れをわずかながら追ってみたいなどと。


















自分は、深く仏教に帰依しているという人間でもなく
かといって、敬愛する僧侶の方々がご来店のたびに話していただけるさまざまは
とても自分の視座や、言葉にしづらい何かを
ほぐすかのようにはっきりさせてくれ、その後の方向を豊かにして頂いている気がします。

何より、店主や客としての顔がその話には混ざらない、ゆえに互いに逆に礼を欠かないような
素直に接しあうその時間や場に感謝しています。



















熊野の山中。

こんなところにも集落があるのか、というような山腹に
貼りつくように人家の煙や灯が見えたりします。


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その近くや稜線上の所謂境界には、さまざまな 守られた石仏や祠、
神とした、神となった、これもまた守られた石や木があります。



こうしたものに触れる刹那刹那に、前述の敬愛する方々を何故か思い出し
朴とした仏や、山そのものが現れ出たかのような巨石に
自然と何か拡張されたような、ちょっといい自分の面に
会うようになっていた気がする。

多分、多くの方もそうした時、そうだろうと思います。



そして、どの集落の方々も、よそからきたよく分からない自分にも
笑顔でとても嬉しそうに、石仏や木像、岩、淵の由来や話をしてくれる。




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自分は、これらの仏や岩や木を守る人たちが
守られている仏や岩や木と、どこかとても似ている 深い印象を
何故かいつも感じます。




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                             百芍丹
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by h_s_t | 2017-12-13 21:39 | 日々のこと
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