2018年 05月 09日 ( 1 )

蛇神

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蛇神とは、字義のままに蛇が神格化したものと解しています。




旧約聖書での登場が有名ですが(それが原始宗教の払拭を考えた聖書の意図的なものかどうかは俗説ながら)、
本来は世界各地の原始宗教で大地母神として、自然の恩恵と再生の象徴として多く結びつけられていました。






















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日本では赤城山の赤城大明神、「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」や、
大神神社に祀られる「大物主」が知られますが、
基本は前述のとおり原始信仰と密接な関係性を日本でも見ることができ、
蛇神に関しては個人的には諏訪などの山間域の民間信仰や説話に注目しています。




『古事記』に語られる「国譲り神話」では、高天原の「天照大神」は軍神・建御雷を派遣し、
出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)」と息子の事代主は国譲りを承諾します。

しかし、もう一人の息子、建御名方神(たけみなかたのかみ)はすぐには承諾せず
、戦いつつ信濃(科野)の「州羽の海(諏訪湖)」まで追われたのちに、
「国譲りを承諾するが、この地(諏訪)からは出ない」と言った、神話期から諏訪は謎の多い場所です。




諏訪大社は実はこの建御名方神が来る前からあった
神社(または呼び名の異なる原始祭祀施設)であったことが伺え、
諏訪大社そのものも「竜蛇」への信仰と関係が深く、またその成り立ちから現在まで
不思議に包まれた神社であると言っても凡そ過言ではないように感じています。









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古くはこの諏訪地方にもともといた「ミシャグチ神」などの神が
祭神であったという説があります。


ミシャグチ神は「塞の神(さいのかみ)」という境界を護る結界神で、
主に東日本各地に痕跡の残る古い神ですが、諏訪ではソソウ神(蛇神)と同一とされ、
白蛇の姿をした蛇神でもあり、同時にモレヤ神(狩猟神)とも同じとされています。














日本最古の巫女の姿かもしれない土偶、
とぐろを巻いたヘビを頭に載せた「巳を戴く神子」の土偶が発見されたのは、
奇しくも長野県の八ヶ岳山麓、
諏訪大社にほど近い「井戸尻遺跡群」の「藤内遺跡」でした。





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古銅彫金 火焔宝珠に巻きつく蛇神像 神人氏子札
Hebigami(Mizuchi, Jyashin), the worship of snakes are related Japanese old primitive religion
兵庫県丘陵地 旧士族家より 明治期か


the word 'zuchi' in old Japanese referred to a snake, as in the word 'mizuchi,' the names of these gods represent serpent gods named 'Ashi-nashi-zuchi' (or a serpent without feet) and 'Te-nashi-zuchi' (a serpent without hands). And, People in Suwa region say that Mishaguji takes the form of a white snake, perhaps because it was fused with the Soso deity which was a snake kami of Suwa.









百芍丹
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by h_s_t | 2018-05-09 17:37 | 品々のこと