カテゴリ:日々のこと( 59 )

理想形















               hyakushakutan

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by h_s_t | 2018-07-12 19:07 | 日々のこと

夏とサブカルチャー




別ユニット側の活動、告知不足で初夏活動のあれこれ、
全くwebの更新を怠っていましたが、5月の能勢山中に続き
8月に神戸で行います。

百芍丹では禁則的であったようなことも、
わずかながら出せていければと思います。
先方(皆さん敏腕ですごいなと感じ)から何かテーマがあれば、と
お話しいただいたのですが話の当初は「特に無いようなです。すみません。」
と回答していたのですが、分かりづらい表現で言うと


“ 目の合う人。 ”


というような道具や骨董を展開できればと思っています。

分かり易く『サブカルチャー投影した骨董』という副題です。







まだテーマは仮打ちなのですが「言葉遊びがすぎる」との軽い白眼視や舌打ち、お叱りに平伏しつつの解釈は、
自覚なくサブカル的接点を結んでいる場合や人々は店主でさえ多いはずで(モノが好きな店主ほど習性として強くあるはずで)、
目立たぬ形でサブカルチャー化した骨董というようなものを自分なりにやりたいと思っています。





存外、骨董とサブカルが ある一面で蜜月関係にあることを、
古道具という ややもするとスノッブなまでに便利に酷使された言葉を一旦は忘れて
俯瞰いただければと感じています(しかしてこの十日間は古道具とも称し矛盾しますが、
それもまた80年代のサブカルが謳った、アイドルでありながらアイドルではない
といった宣言が当時は持て囃されたような伝統的手法の、2000年代以降の
露見をなぞるものかとも思います)。

エヴァンゲリオンが膨大なる引用の果ての集積産物であることはあらゆる研究によって周知で、
もののけ姫などは一層分かりやすい紀記や民俗学基礎論などのモザイク状引用の集積ですが、
サブカルを含むほぼ全ての文化的産物に引用の無いものは知恵の深化上無いはずです。







展示予定の暴走族のシックな特攻服と、同予定の江戸期襤褸のデストロイな野良着
(顕著にここ数年での浸食作用を無慈悲に受けたカテゴリにも感じる)を見比べると、
必然性の生んだクラフトであることは何れ間違いなく(このような対比展示はごく一部のみ予定ですが)。

結局、これらを見た者が情報を蓄積するのか一過消費するのか、それとも誤解するのか、
またはあえて情報という文脈を切る(これさえも恐らくは一つの編集行為でもあるわけで)のかが、
一つの分水嶺であることは確かですが、案外それだけでもないとも思っています。

主題を、誰もが経験する『初動』の興味と不安に絞りました。






サブカルチャーとは芥川賞的に対極にある(美や芸と入った時点で)「古美術」や「民藝」、
これらとも全く異なる隔絶した展示で良いと考えています。

続け様に書籍に例えると、文壇モノでもコミックでもないので表面的には面白くないものかもしれません。
喉越しは良さそうでいてそこそこ悪いです。
流行の先端線の一つである名店からのお声に心引き締まり、馴染みある神戸で鋭意頑張りたいと思います。













目下、品筋も告知案も仮打ちですので、活動の推移などは
別途web上にて詳細をお知らせできればと思います。




こういうテーマ展示を行うことは骨董や古美術の品位を下げるとお怒りの面もあるかと思いますが、
下げるを最も気にされているのが『業界的異物混入』と『相場感』という気付きもしないメタファであり、
またそれに影響はないはずで、ある一面を考察することに自身は恐れず邁進したくです。



恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。




















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電子上の情報化が進み、SNSを含めて(自分もしているわけですが)
情報量は人間が平素に対面する情報量の臨界をかなり以前から日々こえて流れるわけで、
批評家、民俗学者である大塚英志氏の研究の言を借りると
東北の民話などが分かりやすい例なのかもしれませんが、一人の人間が物語れる
物語りの限界は200~300であるそうです。






現実はこれを超える物語は映画だけでも膨大な量が制作され、
もはやどれがどれだかわからないままに情報可視が可能な現代の"量"においては
情報の作り手よりも聞き手の欠落さえ起きるわけで、
量的な例話を加えると、10代後期からのTV離れやLINE離れは、
言を待たず コンテンツの良否が問題なのではなく、もはやその流れ続ける
「量」が因子として少し感じとれます。

ならばひとまずは消耗に値する情報は(生命危機的な専門的や火急的な情報を除外すると)
ネット上ではそれが例えマッチポンプ的なものであれ「わかりやすさ」というものに
多くの人は好感して情報消費をするのかもしれません。










しかしながら、骨董や古美術において「わかりやすさ」とは何かと問われると
「美」というような歯が浮くフレーズは案外使われないもので
精神性という「わかりづらさ」が、分かろうとする「自発」という遊びに参加させる最低条件を
担保させてくるわけで、分かりづらい人間に何故か興味を惹かれることに等しく
その「何故か」の部分を実験的に掘れればと考えています。














結局、この文章自体がわかりづらく笑、
応して当店という情報はいつまでも一皮むけないわけですが
むける必要もないなと思ってもいますので
情報社会の中では生き残る可能性は極めて低く、現実社会の中の活動を
楽しく前向きに思う夏です。












                        百芍丹

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by h_s_t | 2018-07-11 20:53 | 日々のこと

夏日の余花


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寒暖も激しく、少し真夏を思わせるような日があったりの昨今です。




暦にては既に立夏を前にしていますが
仕入れの道中、山深い道を車で走っていると
青葉繁る中にゆったりと花を点ける山桜が
四月の終わりといえど稀にいます。


初夏の頃、木立の中に悠然と咲く桜花を 「余花(よか)」 といいます。







  余花に逢ふ 再び逢ひし 人のごと

                   ― 高浜虚子 / 1874 - 1959






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その姿に、呑気な花という印象は微塵も無く、
流されることなく自分は自分であると、
自分にあった時節を自分の肌で感じ
咲き誇る花のように思います。
















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夏を思わすような週半ば。

あの山桜も散り、瑞気満ちたるような青々とした若葉を
元気に伸ばしているだろうかと。











  水うてや 蝉も雀も ぬるゝほど

                   ― 宝井 其角 / 1661-1707














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by h_s_t | 2018-04-22 19:42 | 日々のこと

紀伊探行





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「禁視の神々」展、たくさんの方々のご来店、本当にありがとうございました。

企画展を終えて、店頭を平素の当店陳列に戻し
週の前半まで、紀伊半島の奥地をうろうろとしておりました。




路面凍結や通行規制が始まっており、
冬季は最後の探索行になるかと思います。



応仁の乱で知られる畠山総州家・義就の敗走の足取りを少し調べながら、
室町以降の熊野における人馬の流れをわずかながら追ってみたいなどと。


















自分は、深く仏教に帰依しているという人間でもなく
かといって、敬愛する僧侶の方々がご来店のたびに話していただけるさまざまは
とても自分の視座や、言葉にしづらい何かを
ほぐすかのようにはっきりさせてくれ、その後の方向を豊かにして頂いている気がします。

何より、店主や客としての顔がその話には混ざらない、ゆえに互いに逆に礼を欠かないような
素直に接しあうその時間や場に感謝しています。



















熊野の山中。

こんなところにも集落があるのか、というような山腹に
貼りつくように人家の煙や灯が見えたりします。


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その近くや稜線上の所謂境界には、さまざまな 守られた石仏や祠、
神とした、神となった、これもまた守られた石や木があります。



こうしたものに触れる刹那刹那に、前述の敬愛する方々を何故か思い出し
朴とした仏や、山そのものが現れ出たかのような巨石に
自然と何か拡張されたような、ちょっといい自分の面に
会うようになっていた気がする。

多分、多くの方もそうした時、そうだろうと思います。



そして、どの集落の方々も、よそからきたよく分からない自分にも
笑顔でとても嬉しそうに、石仏や木像、岩、淵の由来や話をしてくれる。




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自分は、これらの仏や岩や木を守る人たちが
守られている仏や岩や木と、どこかとても似ている 深い印象を
何故かいつも感じます。




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                             百芍丹
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by h_s_t | 2017-12-13 21:39 | 日々のこと

お集まり



今回はY坂あがらず、H2階1900です






今回も腰の物、可能でありましたらお忘れなくです。

各地より参集の皆々様へ取り急ぎ。



四海同朋。 良い夜を。












                   百芍丹

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by h_s_t | 2017-11-20 22:00 | 日々のこと

good alienated and 3rd depature from Kyoto




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【現在、当店企画展中のレイアウトを執っております】
11月11日(土)~12月3日(日)の会期にて、企画展『禁視の神々』展を
行っております。通常の品揃えやレイアウトと異なる店内ですが、どうぞ
宜しくお願い申し上げます。→
 「禁視の神々」展 11/11(土)-12/3(日)







                  百芍丹
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by h_s_t | 2017-11-15 05:52 | 日々のこと

掲載のお知らせ「5000円からの骨董入門」


日本民藝館・前学芸部長で、数々の品を目にされてこられた美術研究家である
尾久彰三さん監修の「5000円からの骨董入門(世界文化社)」にて
京都の1店としてご紹介いただきました。



自身、拝読させていただき、実に幅広い内容で分かりやすく、
また語り継がれてやまない数寄者たちと交流の深かった片柳草生さんにお世話をいただき
緊張の取材ご来店でしたが、とても楽しいお話しを聞くことができたりと
感謝ばかりの書載ご取材でした。



何より、価格明示での品々の紹介も多く、
その点もとても実践的な意味の高い書籍に思います。






書店にて是非ご覧いただけましたら幸いです。









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【現在、当店企画展中のレイアウトを執っております】
11月11日(土)~12月3日(日)の会期にて、企画展『禁視の神々』展を
行っております。通常の品揃えやレイアウトと異なる店内ですが、どうぞ
宜しくお願い申し上げます。→ 「禁視の神々」展 11/11(土)-12/3(日)







                  百芍丹

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by h_s_t | 2017-11-13 22:01 | 日々のこと

冬山~東京 展示の準備 noise and roud


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目の前のことは山積で、先々の事は準備のための準備の現状ですが、
年が明けてからの準備や構想も少しずつですが、
言葉足らずながら「noise and roud」、という印象で
力の出し惜しみ無く元気に進めてまいりたいと思います。







このブログという場を通して、何故に民俗学という側面を持つのかという点も
しっかりとした調理が伴った主観を以って
僭越ながら少しずつ書かせていただければと、遠回りな方法ながら
じっくりと臨みたいと感じています。




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【催事のお知らせ】
「神戸三ノ宮アンティークフェア10/5(木)-10(火)」に、初日~3日間の10/5(木)-7(土)参加させていただくこととなりました。 詳しくは『神戸三宮 アンティークフェア』をご覧ください(10/7、8は店舗はお休みさせていただきます)。







               百芍丹

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by h_s_t | 2017-09-27 23:00 | 日々のこと

展示会お知らせ ───── 京都民芸資料館 秋季特別展 「高松張子」展

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本年も、京都民芸資料館・京都民藝協会主催の秋の特別展示があります。

四国・高松張子中興の祖、宮内フサ作品を中心に、古作より現代作までを展観。
知られざる角度からの玩具考や習俗との関連などをお窺いできそうな好機に思います。
たかが玩具と思われがちですが、郷土玩具や古玩とされるものは、
概ね土地それぞれの信仰や習俗、生死観や幸福感などが包摂されており、
自身は「民俗」を知っていく上で、見知るべきものの多い、興味深くまた楽しいカテゴリに感じています。

自身、敬愛する山名伸生先生のコレクションが中心で、
現存するコレクションにおいて国内屈指の品々に思います。
縁あり、京都民藝協会における原稿を内覧させていただきました。

自身も拝見させていただくこと、今々より楽しみな展示会です。






開催日程:
2017年
(9月) 9月17日(日)

(10月)
10月1日(日)
10月8日(日)
10月15日(日)
10月22日(日)
10月29日(日)

(11月) 11月19日(日)

開館時間:午前10時~午後4時30分 ※ 入館無料

【ギャラリートーク】
10月1日(日)午後1時30分~午後3時
講師:山名伸生・京都精華大学 人文学部教授
小谷二郎・京都民藝協会顧問


京都民芸資料館
 京都市左京区岩倉木野町340
 Tel. 075-722-6885

 http://kyomingei.exblog.jp/
 www.facebook.com/kyotomingei








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                       百芍丹
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by h_s_t | 2017-09-05 02:54 | 日々のこと

少し先であろうかと





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by h_s_t | 2017-08-14 16:47 | 日々のこと